概要
本稿では、Mac mini (2005年1月29日発売開始) を購入し、実際のオペレーションを通して、WindowsユーザのMacへの移行に関しての考慮点についてまとめる。
1.外観
外箱は非常にコンパクトである。内容物は、
Mac mini用システムDVD(Mac OS X 10.3ベース)が2枚
iLife'05が1枚
説明書類(DVDサイズ)
である。昔Macintoshを2度購入した際(Macintosh IIvxとPowerMacintosh 7600/120)、レインボーカラーのAppleロゴがついていた記憶があるが、Mac miniにも白色のAppleロゴシールが2枚付属していた。DVDサイズのシール台紙に2つのAppleロゴが収まるぐらいの大きさである。
Mac miniのそのコンパクトな外観は、
Appleのホームページ においても明らかであるが、実際に設置してみると(図1)ACアダプタの体積大きい。ACアダプタはその幅と奥行きがMac miniの半分弱を占める大きさである。ただし、これらアダプタはともに白色光沢仕上げとなっているのでデザイン的に悪くはないが、設置場所の確保を検討する必要がある。

図1 Mac mini 設置外観
2.操作感
Mac miniを操作するにあたり、DYODKM(Bring your own display, keyboard and mouse; Mac World Expo 2005 で Steve Jobsが基調講演で用いた略語) より、以前から所持していたUSB 英語キーボードとマウスを用いた。ディスプレイは2系統入力でありすでにDVI-I端子はWindowsで用いていたので、アナログVGA経由で接続した。付属ソフトを操作し、操作性の点で気づくことが数点あったので以下列挙する。
漢字変換 Windowsで英語キーボードを用いる場合、Alt+"~(tilda)" のキーバインドで漢字変換モードと半角英字入力モードを切り替えていた。Mac OS Xにおいては、これはCommand + Spaceのキーバインドを採用しており、この切り替えが面倒であった。
マウスの加速度 Microsoft Wheelmouse Optical を用いているが、マウスの机上での移動速度による画面上でのポインタの動作速度がWindowsの使用感と異なる(図2)。すなわち、低速でマウスを移動させたときと高速で移動させたときのギャップが大きすぎる。これはMicrosoftのサイトからドライバをダウンロードしインストールすることで解決した。
キーボードマッピング Windowsキーボードを用いた場合、WindowsキーがMacのCommandキーにマップされる。Macでは、Command+[zxcv] キーでカットアンドペーストを行うので、Windowsキーからみると、Windows+[zxcv]キーでの操作となるので、Windows系OSでのスタンダード(Ctrl+[zxcv]キー)と明らかに異なる。さらに、今述べたキーバインドのため、実際のMac用キーボード(Apple Keyboardなど)とキー配置が異なってしまう(図3)。これはuControlというカーネル拡張を用いるとある程度は改善できるが、Macに移行することを考えているユーザはしばらくの間2つのキー操作に苦しむことが予想される。
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図2 WindowsとMacのマウスの反応差(模式図)
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図3 Windowsキーボード(上)とMacキーボード(下)のマッピング |
結論
Windowsユーザに対してMac miniはMacの環境を試す上でコストの点で魅力的ではあるが、ACアダプタの大きさや予想以上のケーブルの取り回しに苦労するだとう。もし予算が折り合うのであれば、iBookやPowerBookの購入を是非検討するべきであろう。
TIPS
ケーブルマネジメント デスクトップマシンを複数台所持していると次第にケーブルがガサばり見た目にもよくない。そこでDIYショップ等で手に入るマジックテープを用いた。ばらけるケーブル類をひとまとめにまとめることができ、すっきりとケーブルを整理でき重宝した。
Mac miniの上に
無印良品のアクリル本棚 は、Mac miniにぴったりのサイズであるので、ひっくり返し、ディスプレイなどは無理だが小物を天版に置くことができる。